キウイは、今ではすっかり「栄養が、ずば抜けて豊富(スーパーフルーツ)」と呼ばれることが定着した果物になりました。
店頭には、グリーンキウイ(ヘイワード)とゴールドキウイが競う様に並んでいます。
「どちらの味も知っている!」という人もたくさんいることでしょう。
では、この2つの違いを分かった上で購入しているでしょうか。
違いを調べてみます。
キウイ
・産地:ニュージーランド、愛媛県、和歌山県など
・出回り時期
ニュージーランド産は5~7月頃
愛媛県産は2月頃
和歌山県産は1~2月頃
※ニュージーランド産のキウイは、輸入のため時期は一定していますが、国内産のキウイでは、地域によってピークは違ってくる様です。
また、栽培地域は、全国に渡る様です。
・口腔アレルギー症候群
タンパク質分解酵素「アクチニジン」には、大きなメリットがありますが、主に花粉症などのアレルギーを持つ人にとっては、このアクチニジンがアレルゲンとなり、口の中に異常が現れることがある様です。
グリーンキウイ
①見た目の印象
・皮は、薄茶色
・皮には産毛があり、ちょっと擦っただけでは取れないほど、しっかり生えている
・中(果肉)は緑色
・(輪切りにした場合)中心に白い芯がある
・芯の周りには黒い種が密集し、種からは放射線状に繊維が伸びている
②味
・甘味よりも酸っぱさが上回り、熟成がすすんでも余り甘味はすすまない
③主な栄養素
・食物繊維:整腸作用に期待、便秘の解消に期待
・タンパク質分解酵素「アクチニジン」:食事後の消化を助けることに期待
ゴールドキウイ
①見た目の印象
・皮は、黄色味がかっている
・皮には、産毛があるが柔らかく、手に残る(こびり付く)ほどではない
・中(果肉)は、黄色
・お尻がすぼんでいる
②味
・グリーンキウイよりも柔らかく、甘い
③主な栄養素
・ビタミンC:美肌効果に期待、免疫力の向上に期待
※グリーンキウイの2倍のビタミンCを含む
まとめ
グリーンキウイとゴールドキウイの違いを確認するには、栄養素の特徴を比べるのが良いことが分かりました。
栄養素を調べた結果、どちらのキウイにも「ビタミンC」、「食物繊維」、「アクチニジン」の3種類が含まれていました。
果肉の「見た目」と「酸っぱい味」でビタミンCはグリーンキウイの方が多い印象を受けますが、実は、ゴールドキウイの方が多いということが分かりました。
また、「胃腸の働きを整え、肉などのタンパク質の消化を速めることを期待する」ならグリーンキウイを、「免疫力を上げて、肌がきれいになることを期待する」ならゴールドキウイを、それぞれ選ぶと良いということも分かりました。
ただし、「アクチニジが原因」と考えられている「口腔アレルギー」を起こしやすいのは、グリーンキウイだということも分かり、これは、覚えておいた方が良いと思いました。
また、もともとアレルギー体質の人や、花粉症のある人は、注意して選ぶ方が良いと思いました。
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