月齢の小さな赤ちゃんの離乳食を作る時は、食べられる量が少ないこともあり、「少なくても栄養があるもの」を念頭に食材を選ぶことでしょう。
たいていの赤ちゃんは、「白湯から果汁へ…というのは、今は昔の話」だそうです。
栄養があるといわれているキウイは、いつから離乳食として与えることができるのか、調べてみます。
離乳食に果物
現在、離乳食に果物を与える場合、昔の様に早くから栄養補給と称して与えることは推奨されていない様です。
・果物を与えて良い時期は、月齢5~6か月以降
・果汁などを与え始めて良い月齢が6か月以降と変わった
・粉ミルクの進歩で栄養のバランスが良くなった
離乳食として果物を与えるメリットは、赤ちゃんの「成長を手助けする役目を果たす可能性がある」といわれているところです。
・果物は安心
・離乳食の味に変化
・野菜に慣れさせる
・煮て与えることで、胃腸の負担を軽減
・煮て与えることで、アレルゲンを軽減
離乳食としてのキウイ
離乳食として果物を与えることは、その月齢に達していればおすすめの様ですが、キウイは、ほかの果物と少し違うところがあり、注意が必要な様です。
①キウイ1個分に含まれる栄養素
・みかんの3倍近いビタミンC
・バナナの2本分もある食物繊維
・カリウム、ビタミンEなど
②アレルゲンになるキウイ
キウイには、果物アレルギーを起こす原因となる「アクチニジン」という成分が含まれている様です。
火を通すことで、アクチニジンを減らすことはできそうですが、アクチニジンを全く取り除くことはできない様です。
キウイの果物アレルギーは、思ったよりも強く出る様で、キウイが口元や口の中、喉などに触れただけでかゆみが出る「口腔アレルギー症候群」、または、「おなかが痛くなる」や、「おなかを壊す(下痢をする)」などもある様です。
与えてから20分ほどの間に症状が現れたら、すぐに中止して受診してください。
③赤ちゃんに与える時期
赤ちゃんには、キウイが甘くて美味しいことが「離乳食嫌いの救世主」になるかも知れません。
例えば、離乳食がすすまない時、または、野菜を嫌う時、キウイが解消してくれる可能性があるそうです。
与える場合は、アレルギーが出る可能性もあることを踏まえて、離乳期の中期以降、できるだけ後期に近い時期に、少量ずつ様子を見ながら与えるのが良いそうです。
まとめ
現在は、離乳食の第一歩はおかゆで、果物は無理に与えなければならないものではなく、普段の離乳食が「進まない」または、「嫌がる」などが見えた時に、目先を変える目的で、与えてみるのが良いということが分かりました。
果物を与えることによって、たいていの赤ちゃんは、「喜んで食べてくれた」、「離乳食がすすむ様になった」などのママの嬉しい体験談が多い様に思いました。
ですが、キウイが(正確には、キウイの中に含まれる「アクチニジン」という成分ですが)アレルゲンになる可能性がある様ですから、離乳期後半に少量を与えて、20分ほど様子を見て、異変がない様なら続けて少量ずつ与えていくと良いということが分かりました。
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