「さくらんぼ」、という名前と、「桜桃」という名前はどちらも聞いたことがある人は多いと思います。
さくらんぼの別名として、桜桃という名前が用いられているというような場面に出くわしたことがある人も多いのではないでしょうか。
ですが、その二つの名前があるということは、その二つの間には何らかの違いがあるのではないか、と考えたことがある人もいるのではないでしょうか。
では、実際にその二つの間には明確な違いがあるのでしょうか?
一般的なさくらんぼと桜桃の違い
一般的に売られているさくらんぼと、桜桃の間には違いはありません。
ただ単に呼び方が違うだけで、製品自体に差はありません。
しいて言うならば、生産者は桜桃と呼ぶことが多く、店頭に並ぶものがさくらんぼと呼称されることが多い、というくらいです。
現在一般的に知られている名前が「さくらんぼ」の方なので、そちらが広く用いられているだけだという認識でおそらく間違いはないでしょう。
暖地桜桃とさくらんぼの違い
ただし、暖地桜桃というものに限っては、さくらんぼとは異なるものなので、注意が必要です。
この二つは、品種が違うばかりか、「種」から異なっています。
一般的なさくらんぼは「セイヨウミザクラ」という種なのですが、暖地桜桃は「シナミザクラ」という種です。
育つ環境にも差があり、一般的なものは寒冷地を好むのですが、暖地桜桃はその名の通り暖地で育てることのできる種類です。
つまり、温かい地域で育っている「さくらんぼ」は「さくらんぼ」ではなく「暖地桜桃」である可能性が高いということです。
さくらんぼの収穫時期が6月ごろであるのに対し、暖地桜桃がゴールデンウィーク頃には収穫することが出来るという違いもあります。
また、サイズも暖地桜桃の方が小さく、鈴なりに多く実るという実り方の違いも見られるようです。
まとめ
一般的にさくらんぼと桜桃は変わらないのですが、その中でも暖地桜桃というものだけは根本的に異なっているということはわかると思います。
ただし、どちらもおいしい実であるので、どちらのものも楽しむことができると思います。
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