みなさんの中で桃の栽培について興味のある方はおられますか?
桃はあのみずみずしさや甘酸っぱい芳醇な味わいが魅力的であり大人気フルーツのひとつと言えますね。
そんな果実を家庭で気軽に食することが出来たらこのうえないことですね。
しかし、桃には病害虫がつきやすい性質がありその栽培はとてもむずかしいと言われています。
そこで今回は、桃の栽培が楽しめるよう鉢植えの剪定に必要な切り戻しについてと水やりのタイミング等頻度に絞ってご紹介したいと思います。
鉢植えの剪定方法は?
・冬の剪定について
12月から2月の下旬に剪定するのが適しています。
前年枝の葉腋に花芽をつけて、花芽自体は葉枝を伴わないので、前年枝に直接果実がつく形になります。
混み過ぎてはいけないので、多すぎる結果枝(花芽がついた枝)を間引いていきます。
残す結果枝は、短果枝を除き、側枝のはげ上がりを防ぐ目的で、先端を3分の1程度切り戻す方がよいでしょう。
品質のよい実がつくのは花芽をつけた長い枝(長果枝)の方ですので注意しながら剪定しましょう。
・夏の剪定について(7月下旬~8月頃)
桃は夏場に枝が伸びるピークを迎えます。徒長枝を中心に不要な枝を間引いていきます。
その際に翌年のために充実した結果枝を育成できるよう心がけます。
誘引や捻枝を合わせて行うと効果的です。
・摘蕾について
着花が多い場合があります。
短果枝や細い結果枝を中心にして上向きや1節に2花以上ついている蕾を間引きしましょう。
・摘果について
結果が過多になった場合は、摘果を行います。
品種によっても違いますが、30~40cmの長果枝に2果、15~20cmの中果枝には1果、5~10cmの短果枝は3本に1果を目安に摘果してみます。
・人口受粉について
花粉が不完全な品種もありますので、その際は人口受粉が必要となります。
水やりのタイミングと頻度は?
・鉢土の表面が白く乾いた時点で、鉢底の穴から少し溢れ出るくらいたっぷりと与えます。
真夏の時期は、朝晩の2回の水やりで水切れを防ぐことが出来ます。
まとめ
以上、今回は桃の栽培が楽しめるよう鉢植えの剪定に必要な切り戻しについてと水やりのタイミング等頻度に絞ってご紹介させていただきました。
桃は1本だけでもよく結果し、植え付けてからわずか数年で成木となりたくさんの実をつける果実です。
しかし前述したように病害虫の防除や栽培方法も一定程度の熟知が必要になることも踏まえていただけたら幸いです。
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