さくらんぼは、外見のかわいさと食べたときの美味しさでさまざまな人から愛されているフルーツです。
さくらんぼは、ご存知さくらの木になる実のことです。
昔からさくらんぼとして呼ばれていたようですが、今回はさくらの実さくらんぼの「んぼ」の意味についてご紹介したいと思います。
さくらんぼの由来
さくらんぼは、バラ科サクラ属の果物です。
さくらんぼの木はセイヨウミザクラとスミミザクラの木に成る実です。
さくらんぼの歴史は、とても古く古代ローマ時代にさかのぼります。
1世紀の古代ローマ時代にトルコ周辺で見つけられたセイヨウミザクラ木をローマ人によって母国に持ち帰られ育成されたのがはじまりだといわれています。
そこから、ヨーロッパなどで広がりました。
日本に伝わったのはそこからかなりの時間が経過した明治時代に、ドイツ人により北海道に植林されたのがきっかけです。
北海道や、山形県、山梨県、青森県など東北地方を中心に広がり今でも生産高が高いのでも知られています。
さくらんぼの栄養価
さくらんぼはあんなに小さな体に多くの栄養が凝縮されています。
夏バテ防止のクエン酸や、高血圧防止のカリウム、美容効果のあるビタミンC、ベーターカロチンなどが含まれているようです。
また、さくらんぼの茎には、利尿効果もあるといわれヨーロッパなどでは、茎茶などで飲まれているようです。
さくらんぼの「んぼ」の意味について
さくらんぼの由来やさくらんぼの栄養価にも触れたことですので、謎が多いさくらんぼの「んぼ」についてご紹介しましょう。
さくらんぼは、さくらに成る実のことです。
でもどうしてさくらの実をさくらんぼと呼ぶのでしょうか?
・さくらんぼのもう一つの呼び方に由来する説
さくらんぼは、植物学的に呼ぶと桜桃(オウトウ)と呼ばれています。
桃と似ていることから、桜に成る桃で桜桃(オウトウ)なのです。
この桜桃(オウトウ)は音読みですよね。
訓読みにするとさくらももと読みます。
さくらももが変化してさくらんぼと呼ばれるようになった説があります。
・「んぼ」子供を意味する説
また、もう一つは「んぼ」を子供に例える説もあるというのです。
さくらんぼは桜ん坊(さくらんぼう)の「う」が落ちた形で、ミザクラを擬人化してまるい子供の頭をイメージしたのが訛ってさくらんぼとよばれるようになったという説もあるのです。
小さな子供のことを「○○坊」などという所もありますよね。
まとめ
さくらんぼの「んぼ」には、桜桃(オウトウ)が訓読みされさくらももというのが変化してさくらんぼとよばれるようになった説と桜ん坊(さくらんぼう)の「う」が落ちた形で、坊を子供に見立てて呼ばれたのが変化してさくらんぼになった説とがありますが、正解は定かではありません。
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