お散歩をしていると道端や公園のフェンスなどに、ぶどうの花と似ている植物を見かけることがありますが、一体どのような植物なのでしょうか。
ぶどうの花が似てる植物について調べてみました。
ぶどうの花が似てる植物は?
ぶどうの花が似てる植物には、ブドウ科ヤブカラシ属の一種のヤブカラシがあります。
つる植物で、日本ではよく見かける雑草です。
ヤブカラシについて
ヤブカラシは、多年草で海外では東アジア~東南アジアに分布していて、日本では北海道西南部~南西諸島まで分布しています。
道端・林縁・荒れ地などに生えていて市街地などでは公園のフェンスに絡まっています。
つるの長さはおよそ2m~3mくらいで、葉と対生する巻きひげが伸びて他のものに巻き付いて、覆い被さり葉を茂らせます。駆除が困難な雑草で、地上部を抜き取っても地中に根茎を残してしまうと、春から夏にかけて盛んに芽を出してしまいます。
根茎は横に広がって伸びるので、一度根茎が広がってしまうとその土地から完全に取り除くのは難しくなってしまいます。
ヤブカラシの若芽は茹でて灰汁抜きをすると食用になります。
ヤブカラシの根は生薬としても利用されていて、利尿・解毒・鎮痛などに利用していて、漢名は鳥歛苺(ウレンボ)と呼ばれます。
ヤブカラシの名前の由来は?
ヤブカラシの名は、藪(やぶ)を覆って枯らしてしまうくらいの生育の旺盛さを示しています。
ヤブカラシは別名が、ビンボウカズラと呼ばれて、庭の手入れどころではない貧乏な人の住んでいる場所に生い茂る・ビンボウカズラに絡まれた家が貧相に見える・ビンボウカズラが茂ったことが原因で貧乏になってしまうなどの意味に解釈されているようです。
ブドウ科の植物は?
ブドウ科の植物は、ぶどうの他にヤブカラシ・エビヅル・ノブドウなどがあります。
ヤブカラシは、花期は6月~8月・果実は9月~10月で、花は雄しべが先に伸びて花弁と共に落ちてしまい、オレンジの花盤に雌しべだけが残り、オレンジ色は後にピンク色に変わります。
実は黒色をしています。
エビヅルは、花期は6月~8月・果実は8月~9月で、実はおよそ5mmくらいで甘酸っぱくて食べられます。
ノブドウは、花期6月~8月・果実は8月~11月で、ノブドウの果実は紫色・緑青色・黒紫色など色とりどりで美しいのですが、実の大きさも不揃いで食べることは出来ません。
まとめ
ヤブカラシは根が生薬になるのは良いですが、ヤブカラシが自分の家の庭に生えて広がってしまったら、完全に取り除くのが難しくなるので嫌だなと思いました。
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