ぶどうはよくスーパーなどでもみられる果物ですが、実は栽培が難しい作物の一つとして挙げられます。
その理由には、ぶどうが非常に病気にかかりやすい作物だから、ということがあげられます。
べと病やさび病などの病気にかかりやすい作物なのですが、それを予防するために適切な時期に適切な農薬を使う必要があります。
消毒などももちろん必要になってきます。
では、どのような時期に、どのような薬剤を使えばよいのでしょうか。
また、その効果を上げるために混用などをしても問題はないのでしょうか。
薬剤の混用について
害虫防除と殺菌のためのアーデント水和剤やトリフミン水和剤などを使うことはあるのですが、それらを混用して使いたい、という場面は出てきます。
何度にも分けて散布するのは手間がかかるときもあります。
そういう時には、混合表を参考にしながら適切な量を考えながら混ぜて散布するようにしましょう。
それを見ながら混合することで、効果を最大限に高めながら薬品を使うことが出来るのではないでしょうか。
使う農薬と使う時期
ぶどうの防除、消毒のためには先ほども言ったように、成長段階に合わせて農薬を使い分ける必要があります。
また、使う薬品によっては回数にも注意があるので、それは詳しく調べる必要があるでしょう。
まず、発芽前には石灰硫黄剤をつかいます。
それによって越冬病菌、害虫などを予防できる効果が期待できます。
発芽直前にはベントレー水和剤を使いましょう。
葉が出て来てからはべと病、黒とう病の対策としてアリエッティ水和剤を使います。
成長してきたら、オーソサイド水和剤を加用します。
それによって、害虫、病気の予防が期待できます。
開花直前にはジマンダイセン水和剤を使います。
笠懸、袋掛けの直後には、べと病が多発する時期になるので、その対策としてピラニカ水和剤などを使うようにします。
まとめ
上記のように、ぶどうを育てる際には、それぞれの成長段階で、農薬を細かく使い分ける必要性があります。
知識を十分に仕入れておくことで、万全の対策をすることが出来るのではないでしょうか。
今のあなたにおすすめの記事