りんごの栄養価の高さからか、その害虫被害は大変多いとされています。
元々、果樹は害虫が寄り付きやすいと言われてるのですが、りんごは特に、病害虫の対策を行わないと収穫はまったく見込めない果物ということなので、しっかりした対策が必要となってきます。
対策の基本は、その土地によって生息する害虫が異なってくるため、栽培している現地で、どんな害虫が生息しているのかをしっかり把握する必要があります。
害虫の種類と被害内容とは?
りんごなどの果樹に寄り付く害虫は、多種多様と言われています。
ダニやアブラムシのほか、カメムシ、キクイムシ、ガの幼虫などが主な害虫として挙げられることが多いです。
被害内容ですが、開花時の葉っぱや花を食べられて、りんごの実がつかなかったり、葉っぱをすべて食べてしまい、十分な栄養が果実部に届かなかったり、木の中に住み着いて、枝をボロボロにしてしまったり、甚大な被害を及ぼすことが多いと言われています。
小さい虫がほとんどですが、繁殖力が強いために、放っておくと樹木全体が甚大な被害を受けて、丸々1本の木が枯れてしまうこともあるようなので、注意が必要です。
対策方法は農薬散布以外にない!?
対策は、病害虫専用の殺虫農薬を散布する必要があります。
すべての病害虫に効くような農薬はとても強く、人間にも悪い影響を及ぼす恐れがありますので、なるべく避けるほうがよいでしょう。
まずはその栽培している土地に生息する病害虫を特定し、その病害虫に有効な農薬を選定、散布しましょう。
また、被害にあう前にその病害虫の生息が判明しているのであれば、予防する農薬も病害虫によっては存在しているので、そうした事前の対応で、農薬散布の回数や濃度を減らしてくことも可能になってくる、と言われています。
まとめ
昔とは違い、今は病害虫に特化した様々な農薬があり、また病害虫にだけ効能を発揮し、ほかの動植物には影響が少ないものも数多く販売されているようです。
小さな虫とはいえ、繁殖してしまうと手作業で駆除していくのは非常に困難です。
適切な農薬散布を行い、美味しいりんごを栽培していきましょう!
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