キウイは一年中に手に入るお手軽なフルーツですが、アレルギーがあることをご存知ですか?
頻繁に使えるフルーツなだけに気になりますよね。
ここではキウイのアレルギー成分や症状、対策についてご紹介します。
キウイにアレルギーがある?
一年中お手軽に手に入るキウイですが、果物の中で一番アレルギーを起こしやすいと言われているそうです。
小学校の給食で出たキウイフルーツを食べた子供たちが、集団でアレルギーを起こし、数人の児童が手当てや入院に至ったケースもあるそうです。
ビタミンCが豊富で取り入れやすい果物ですが、アレルギーには気をつけないといけませんね。
アレルギーの原因は?
アレルギーの原因となる物質は、たんぱく質分解酵素であるアクチニジンと呼ばれる物質です。
このアクチニジンはゴールドキウイよりもグリーンキウイに多く含まれているので、グリーンキウイを食べるときは気をつけた方がいいかもしれませんね。
また、キウイでアレルギーが出てしまった場合、パイナップルやメロンなどでも同じようにアレルギーを起こしてしまうことがあるそうなので、注意するようにしましょう。
キウイアレルギーの症状は?
キウイアレルギーの症状としては、口の中の痒み、舌がピリピリする、喉がイガイガする、口のまわりが赤くなる、唇・顔が腫れる、などの症状が起こります。
これらは比較的短時間で起こる症状になります。
アレルギー症状がひどくなると、腹痛や吐き気を起こすこともあるそうです。
その他、息苦しい、貧血、冷や汗、胃痛、咳、気管支喘息などの症状も出ることがあるそうです。
また、フルーツでアナフィラキシーショックが起こることはあまりないようですが、口内炎や潰瘍などの傷がある場合や、アレルギーを感じているのに食べ続けてしまうとアナフィラキシーショックを起こすこともあるそうです。
キウイアレルギーの対処法は?
キウイを食べている最中に異常を感じた場合は、口の中の物を出して、口をすすぐなどしてひとまず口の中のキウイを出すようにしましょう。
食べてしまった場合、無理に吐き出す必要はありません。
キウイのアレルギーはアクチニジンというたんぱく質分解酵素なので、胃液に分解されてしまうそうです。
さらにアクチニジンは60~80度の温度で破壊されるそうなので、熱めの飲み物で口の中やのどの粘膜に付いた成分を取り除くといいようです。
症状が重い場合はなるべく早く病院を受診するようにしましょう。
まとめ
キウイを食べるとアレルギーを起こすことがあるようで、症状が重い場合は腹痛や吐き気などの症状も出るようです。
キウイでアレルギーが出た場合、似たようなたんぱく質分解酵素を持つパイナップルやメロンでもアレルギーが出る可能性があるので、これらのフルーツを食べるときは注意するようにしましょう。
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