さくらんぼって美味しいですよね。
でも、犬にはあまり与えないほうが良いと言われています。
それはなぜでしょうか?
さくらんぼって?
さくらんぼは、バラ科サクラ属の果樹で桜の木になる実なのですが、木を桜桃、果実をさくらんぼと呼んでいます。
呼び名は桜の実という意味の「桜の坊」が語源となっているようです。
山形のさくらんぼは有名ですよね?
そんな甘くて美味しいさくらんぼを犬にもデザートに与えたいという人も多いと思います。
でも犬にさくらんぼを与える時には気を付けなければならないことがあるんです!
犬が食べてよいさくらんぼの部分
さくらんぼの「実」の部分であれば犬に与えても問題はないようです。
ただし、糖分が多いので与えすぎには注意が必要です。
犬が食べてはいけないさくらんぼの部分
それは「葉」や「花」、一番良くないのは「種」です。
「葉」や「花」には、肝毒性(肝臓に対して毒性を持っていること)の原因となる。
『クマリン』が含まれています。
クマリンとは、桜の葉に代表される植物の芳香成分の一種です。
桜餅の葉も人にとってもあまり良くないと言われています。
「種」には『アミグダリン』という成分が含まれています。
アミグダリンとは、青酸配糖体という青酸カリのような成分が含まれていて、体内で分解されると毒素が発生し、中毒症状を引き起こします。
主に嘔吐や呼吸困難などの症状が出て、最悪「死」に至るケースもあるようです。
もし、犬がさくらんぼを食べてしまったら!
一粒食べた位ではあまり心配はいらないと思いますが、どれくらい食べたか分からない場合は念のため、病院に事情を話して様子をみましょう。
そのまま種が排出される可能性もありますので、消化の良い食べ物(すったリンゴや細かくミキサーにかけたキャベツなどの食物繊維)を食べさせると良いでしょう。
まとめ
さくらんぼは、犬にとっては消化もあまり良くないので、与える時には実の部分を少量与える程度にしましょう。
種を食べてしまわないよう、十分注意してあげて下さいね。
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