さくらんぼは、日本で生産された日本さくらんぼと海外産のアメリカンチェリーが代表的ですよね。
日本さくらんぼはたくさんの品種があります。
そして産地や品種によって味や形などの特徴が少しずつ違ってきます。
今回はそんな日本のさくらんぼの産地と特徴についてご紹介しましょう。
さくらんぼとは
さくらんぼとは、黄桃と呼ばれたバラ科の果物です。
さくらんぼはかなり昔から食べられていて、古代ローマ時代にトルコ周辺で見つけられその木をローマに持ち帰り育て広められたと言われています。
日本に伝えられたのは明治初期に北海道にセイヨウミサクラの木がドイツ人によって植えられたのが始まりのようです。
その後、北海道や東北地方で作られるようになりました。
さくらんぼの種類と産地
さくらんぼは、とても甘いものから酸味の強いものや、大粒のものから小粒のものまで形や色、などさまざまです。
さくらんぼは、生産されている場所の気候や環境などによっても違いが出てくるようです。
・さくらんぼの産地
さくらんぼの生産数が多いのは山形県です。
その他、青森県や山梨県、北海道などもさくらんぼの産地として有名です。
さくらんぼはあまり湿気がなく気温が低い地域が育つのに適しているため東北地方や北海道で多く生産されています。
さくらんぼの産地と品種、特徴
・佐藤錦 山形県 ナポレオン×黄玉 果肉は乳白色で軟らかめ。
糖度は16~18度 収穫期は山形では6月から7月初旬
・南陽 山形県 1957年にナポレオンと自然交雑で生まれた。
果実は短心臓形で大きさは大粒。
果肉は黄白色、果肉は硬め。
収穫は7月初旬
・水戸 北海道 明治時代小樽で発見 果実は短心臓形で大粒尻がとがっている。
色は黄色 果肉ややわらかめ。
収穫7月~半ば
・紅秀峰 山形県 佐藤錦×天香錦 果実は扁円形 果肉は硬く緻密。
糖度高め。
収穫は7月中旬
・ナポレオン 山形県・青森県 ヨーロッパが原産地 明治時代開拓団が日本に導入。
果肉は長心臓形。
黄色濃厚な味で酸味が強い。
収穫は7月中旬~下旬
・高砂 山梨県・山形県 アメリカ原産 上品でやわらかい果肉が特徴。
程よい酸味と甘みがあり人気の品種 収穫6月中旬
・月山錦 山梨県 中国から導入。
黄色いさくらんぼとして希少品種のためあまり市場にでない。
まとめ
さくらんぼは北海道や青森県、山形県、山梨県などの気温が低く湿気の少ない地方で育ちます。
産地によってつくられるさくらんぼの特徴が少しずつ違ってくるのは環境や気温、土の状態などが関係してくるのでしょう。
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