カリウムは身体に必要不可欠なミネラルの一つですが、不足しがちな栄養素でもあります。
バナナのカリウム含有量は多く、値段も安いため手軽に、しかも継続して摂ることができる果物です。
しかしカリウムの摂りすぎは体に良くないともされており、気をつけなければなりません。
今回は、バナナのカリウム含有量と食べすぎた場合の弊害についてご紹介します。
バナナ1本のカリウム含有量
カリウムを摂る一日分の目安摂取量は厚生労働省の基準で、男性で3000mg、女性で2500mg程度摂るといいとされています。(健康的な成人)
バナナのカリウム含有量は100gに360mgとされており、これは果物の中でも1位アボカド720mg、2位ドリアン510mgに引き続いて3位の数値です。
カリウムは他にも、煮干やするめ、ほうれん草などと様々な食材からとることができます。
夏場に大量の汗と共にカリウムが流れ出し、カリウム不足が原因で起こる体の不調がいわゆる「夏バテ」だとされていますので、夏は特に積極的にカリウムを摂るように心がけましょう。
バナナの食べすぎは危険?
通常、健康な人の場合はカリウムを少々過剰摂取したところで尿から排泄されます。
しかし、バナナを1日に大量に食べる生活を続けると、腎機能に負担がかかり、カリウムの排泄が困難になることで「高カリウム血症」を引き起こすかもしれません。
高カリウム血症になると筋力の低下、不整脈、下痢、嘔吐などの症状を引き起こしますが、酷い場合、筋肉の塊である心臓がうまく動かなくなる可能性もあります。
バナナは大きいものだと、1本400mgほどカリウムを含んでいるものもあります。
大きいバナナを3本食べた場合、それだけで1200mgと女性であれば2分の1近くのカリウム摂取ということになります。
前述の通り、カリウムは様々な食品に含まれているので、知らぬうちにカリウム摂取上限を超えてしまう可能性が高いのです。
腎機能が元々弱い人は言わずもがなですが、健康な人でも1日2本程度を目安として、カリウムを取りすぎないよう気をつけましょう。
まとめ
今回はバナナのカリウム含有量と食べすぎた場合の弊害についてまとめてみました。
バナナは食べやすく美味しいため、ついつい食べすぎてしまいますね。
しかし、食べすぎると高カリウム血症になる可能性があることがわかりました。
健康的な生活を送るため、食べすぎには注意してくださいね!
今のあなたにおすすめの記事