近年、葡萄を栽培し始める方が多いそうです。
葡萄を食べるのが大好きな方が、おいしい葡萄を、是非自分の手で育てて食べたいと、葡萄を育て始めるのでしょう。
しかし、いざ葡萄を育て始めるとなると、大変なことがいろいろあるそうです。
様々な手間もかかります。
その一つとして、芽かきというものがあります。
芽かきは、ぶどうの木の管理のために非常に重要な作業の一つだそうです。
では、その芽かきという作業はいったいどういうものであり、いつどのようにやるのでしょうか。
芽かきとは
5月ごろになると、葡萄の木は、ところどころから新芽を出すと言われています。
そして、その新芽は、やがてたくさんの枝を伸ばし、できる葉や実の量を増やそうとするそうです。
しかし、葡萄を栽培するうえで、葡萄の木がたくさんの枝を伸ばしてしまうことは、非常に困ったことになるそうです。
多くの葉や実が日照不足になってしまい、十分に育たず、最終的には、あまり良くない葡萄しかできなくなってしまうと言われています。
これを防ぐためには、何をすればいいのでしょうか。
いい葡萄を育てるための芽かき
そこで、芽かきという作業を行います。
芽かきをすることで、伸びる枝の量を調節し、枝が込み合って、日照不足になったり、不良な葡萄しかできなかったりすることを避けることができると言われています。
また、5月ごろは、葡萄の木の新芽がたくさんできるそうです。
その新芽が同じように伸びて同じように葉を茂らせてしまうと大変なことになりますね。
栄養分が木全体に十分にいきわたらなくなってしまうそうです。
芽かきをして、葡萄の木をしっかり管理することで、栄養分を十分にいきわたる木にすることができると言われています。
このほかにも、新芽がたくさん伸びる様々なデメリットを防いでくれるそうです。
芽かきのやり方
おそらく、この記事を読んでいる方々は、葡萄を育て始めたばかりの方々が多いかもしれません。
ぶどうの木を植え付けて一年目の方々は、まず、出てきた新芽の中で、強い新芽を2,3本残して、あとは、切り捨てます。
そして、新芽が40~50㎝まで伸びるのを待ちます。
新芽が40~50㎝まで伸びたら、更にその中で強い新芽を1本に限定し、あとの新芽は切り捨てます。
これが芽かきの流れと言われています。
応用的なやり方
今後、葡萄を育てていく中で、その他の場合にも遭遇する場合があるかもしれません。
その場合について説明します。
まず、一か所から、何個もの新芽が出ている場合があります。
その場合、強い芽をひとつだけ残して、あとは切り取ります。
また、新芽の葉の付け根に芽が生えてくる場合があります。
これを副梢というそうです。
これも、複数出ている場合は強い方を1本残して、あとは切り取ります。
共通するのは、最終的には強い芽をひとつ残すということですね。
まとめ
葡萄の木を育てるのには、様々な手間がかかります。
ただ、これをしっかりしておくことで、更においしい葡萄を収穫して食べることができるのです。
こういう手間をかけることを是非大事にしていきたいですね。
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